米クアルコム:7-9月利益見通しは市場予想下回る

携帯電話向け半導体最大手、米クア ルコムが示した7-9月(第4四半期)の利益見通しは、一部アナリス トの予想を下回った。半導体の供給不足などが響いている。

18日の発表資料によると、7-9月期の利益は1株当たり62-68セ ント、売上高は44億5000万-48億5000万ドル(約3510億-3820億円)の 見通し。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均は1株利益が76 セント、売上高は48億9000万ドルとなっていた。発表を受け、同社の株 価は時間外取引で下落している。

クアルコムは半導体生産を台湾積体電路製造(TSMC)など外部 業者に委託している。同社が最新製造技術で生産される半導体を十分に 確保できていないことから、顧客である携帯電話機メーカーの一部は端 末投入の延期を余儀なくされ、既存機種の販売が抑えられる要因にもな っている。

ラザード・キャピタル・マーケッツのアナリスト、イアン・イング 氏(サンフランシスコ在勤)は「供給面での制約が上値を抑えるだろ う」と述べた。クアルコム株の投資判断は「買い」としている。

18日の時間外取引では、業績見通しの発表を受けてクアルコムの株 価が一時52.50ドルまで下落。通常取引の終値は前日比2.9%高の56.05 ドルで、年初来では2.5%の値上がり。

この日発表された4-6月(第3四半期)決算は、純利益が12 億1000万ドル(1株当たり69セント)。前年同期は10億4000万ドル (同61セント)だった。売上高は前年同期比28%増の46億3000万ドル。 アナリスト予想平均は、1株利益が73セント、売上高は46億7000万ドル だった。

原題:Qualcomm Forecast Misses Analysts’ Predictions Amid Shortages(抜粋)