米連銀報告:経済は緩やかに拡大、小売・製造業は一部で鈍化

米連邦準備制度理事会(FRB) が18日発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)によると、経済活 動は6月から7月初めにかけて、緩やかなペースで拡大した。一部地区 では、小売販売と製造業活動が鈍化した。

ベージュブックは、「製造業活動は大半の地区で引き続きゆっくり としたペースで拡大した」とした上で、「雇用水準の改善ペースは勢い に欠ける」と指摘した。

ニューヨークとフィラデルフィア、クリーブランド連銀は、「経済 活動は引き続き拡大したものの、ペースは前回の報告時から減速した」 と指摘。リッチモンド連銀は、「活動はまちまちだった」と報告した。

アトランタ、セントルイス、サンフランシスコ連銀は、「ゆっくり と成長」とした一方、ボストンやシカゴ、ミネアポリス、カンザスシテ ィー、ダラス連銀は「緩やかに拡大」と表現した。6月6日発表の前回 のベージュブックでは、7連銀が「緩やか」に拡大とし、減速を報告し たのは1行のみだった。

今回の報告は、12地区連銀が7月9日までに実施した聴き取り調査 を基に、アトランタ連銀のスタッフがまとめた。

小売り、住宅、製造業

ベージュブックによると、小売売上高は、ボストンとクリーブラン ド連銀管轄区を除く全ての地域でわずかに増加した。一方、ボストンと クリーブランド連銀管轄区は横ばい。ニューヨーク連銀管轄区では軟化 した。

ベージュブックは住宅市場について、「販売および建設の水準が高 まり、在庫が減ったことから、概して前向きな内容だった」と指摘。さ らに「賃貸市場は引き続き力強さが増した」と加えた。

一方、「製造業活動は大半の地区で引き続きゆっくりと拡大した。 クリーブランド、アトランタ、シカゴ、カンザスシティーは、生産水準 が若干高まったと報告した」と記述。ただし、「いくつかの地区は、新 規受注の落ち込みを報告した」と指摘した。

原題:Fed Beige Book Says Growth Was ‘Modest to Moderate’ in June (2)(抜粋)

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