7月18日の欧州マーケットサマリー

欧州の為替・株式・債券・商品相 場は次の通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.2264   1.2294
ドル/円             78.83    79.06
ユーロ/円           96.67    97.21


株              終値   前営業日比 変化率
ダウ欧州株600  258.93     +2.84    +1.1%
英FT100     5,685.77   +56.68    +1.0%
独DAX      6,684.42   +106.78   +1.6%
仏CAC40    3,235.40   +58.43    +1.8%


債券          直近利回り 前営業日比
独国債2年物      .06%        -.01
独国債10年物     1.20%       -.03
英国債10年物     1.48%       -.03


商品                  直近値   前営業日比 変化率
金   現物午後値決め  1,575.25    -10.00    -.63%
原油 北海ブレント        104.99      +.99     +.95%

◎欧州株式市場

18日の欧州株式相場は反発。ストックス欧州600指数がここ4営業 日で下げたのは前日のみとなっている。スイス2位の銀行クレディ・ス イス・グループが増益決算と資本増強策を発表したほか、この日公表さ れたイングランド銀行(英中央銀行)の議事録で利下げ再検討の可能性 が示されたことも買い材料。

クレディ・スイスは4.5%高。年内の資本増強計画のほか、追加の 経費削減方針を明らかにした。スペインが国有化した銀行、バンキア は14%の値上がり。銀行による個人投資家への優先株売却を政府は阻止 するとデギンドス経済・競争力相が発言したことが手掛かり。オランダ の半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングを中心にテクノロ ジー銘柄も上げた。

ストックス欧州600指数は前日比1.1%高の258.93で終了。6月4日 に付けた年初来安値から11%戻している。欧州中央銀行(ECB)や中 国中銀による利下げのほか、ユーロ圏首脳らがスペインの銀行向け緊急 融資の返済ルールを緩和したことなどが背景。

バークレイズ・キャピタルの株式ストラテジスト、エドムンド・シ ング氏(ロンドン在勤)は「ECBや英中銀など金融政策を通じた刺激 策が多く実施されており、たとえ米金融当局が量的緩和第3弾に踏み込 まなかったとしても、景気が弱くなればいずれはやらざるを得ないとい う感じは依然としてある」と指摘。「景気改善を期待するところだが、 それがなくても金融刺激があるというわけだ」と述べた。

米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長はこの日、半期 に一度の金融政策に関する証言を下院金融委員会で行った。前日は上院 銀行委員会で証言した。英中銀がこの日公表した今月の金融政策委員会 (MPC)の議事録では、銀行に流動性を供給し融資を促す新措置の効 果を見極めた後、利下げを再検討する可能性が示された。MPCが7対 2で量的緩和再開を決めたことも明らかになった。

この日の西欧市場では、フィンランドとアイスランドを除く16カ国 で主要株価指数が上昇した。

原題:European Stocks Rise as Banks Top Estimates; Credit Suisse Gains(抜粋)

◎欧州債券市場

18日の欧州債市場ではドイツ国債が上昇し、2年債と5年債の 利回りが過去最低を記録した。金融不安から安全を求める動きが高ま る中、2014年償還債の入札で落札利回りが初めてマイナスとなった ことが手掛かり。

ドイツ2年債は過去6営業日で5日目の上げとなった。41億 7000万ユーロ相当の2年債入札で、平均落札利回りはマイナス

0.06%となった。フィンランド2年債利回りが初めてゼロを下回った ほか、フランスとオーストリアの10年債利回りはこれまでの最低を 記録した。一方、スペイン国債は軟調。同国の中央銀行の発表によれ ば、スペインの銀行の不良債権比率は18年ぶり高水準に達した。

DZ銀行のアナリスト、クリスチャン・ライシター氏(フランク フルト在勤)は「逃避先を模索する動きが続いており、ドイツが焦点 となっている」と述べ、「欧州のその他の中核国の需要も高まってい る。債務危機に関して良いニュースは聞こえてこない」と語った。

ロンドン時間午後4時46分現在、ドイツ2年債利回りは前日比 1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下のマイナス

0.061%。一時はマイナス0.074%まで下げ、1990年にブルームバ ーグがデータ集計を開始して以来の最低となった。同国債(表面利率 ゼロ、2014年6月償還)価格はこの日、0.025上げ100.115。

ドイツ5年債利回りは4bp低下の0.254%と、これまでの最低 となった。10年債利回りは3bp下げて1.2%。

フィンランドの2年債利回りは一時、3bp下げマイナス

0.008%を記録。17日に初めてゼロを割り込んだオーストリア2年 債利回りはこの日、1bp上昇し0.06%となった。

スペイン国債

スペイン2年債は3日続落。スペイン銀行(中央銀行)のデータ によれば、同国の銀行の融資全体に占める不良債権の比率は5月に

8.95%と、4月の8.72%を上回った。

利回りは2年物が前日比29bp上昇の5.01%、10年物は13b p上げて6.96%となった。

原題:German Bunds Rise as Note Sale Draws Negative Yield for 1st Time(抜粋)

◎英国債市場

18日の英国債相場は上昇し、2年債と5年債の利回りは過去最 低まで低下した。イングランド銀行(英中央銀行)当局者が政策金利 のさらなる引き下げを検討する可能性を明らかにしたことが手掛かり となった。

10年債利回りは6週間ぶり低水準を付けた。英中銀がこの日公 表した金融政策委員会(MPC)議事録では、新たな流動性措置の効 果を見極めた後、追加利下げを検討する可能性が示唆された。当局者 らは7対2で資産買い取りプログラムの規模拡大を決定した。

ロイズ・バンキング・グループ(ロンドン)の金利ストラテジス ト、バトサラ・ダッタ氏は「議事録は予想していたよりもハト派的な 内容だった」とし、「11月会合後の利下げの確率が高まった。こう した可能性が市場に織り込まれつつあるのは明白だ」と続けた。

ロンドン時間午後4時10分現在、2年債利回りは前日比4ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.16%。一時は

0.144%と、1992年にブルームバーグがデータ集計を開始して以来 の最低を記録した。同国債(表面利率2.25%、2014年3月償還)価 格はこの日、0.065上げ103.41。

5年債利回りは5bp低下し過去最低となる0.472%となった。 10年債利回りは1.45%と、6月1日以来の低水準を付けた。同日に は1.439%の過去最低を記録した。

原題:Gilt Yields Fall to Records as BOE Says May Consider Rate Cut(抜粋)

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