欧州債:ドイツ債上昇、入札で初のマイナス利回り

18日の欧州債市場ではドイツ国債が 上昇し、2年債と5年債の利回りが過去最低を記録した。金融不安から 安全を求める動きが高まる中、2014年償還債の入札で落札利回りが初め てマイナスとなったことが手掛かり。

ドイツ2年債は過去6営業日で5日目の上げとなった。41億7000万 ユーロ相当の2年債入札で、平均落札利回りはマイナス0.06%となっ た。フィンランド2年債利回りが初めてゼロを下回ったほか、フランス とオーストリアの10年債利回りはこれまでの最低を記録した。一方、ス ペイン国債は軟調。同国の中央銀行の発表によれば、スペインの銀行の 不良債権比率は18年ぶり高水準に達した。

DZ銀行のアナリスト、クリスチャン・ライシター氏(フランクフ ルト在勤)は「逃避先を模索する動きが続いており、ドイツが焦点とな っている」と述べ、「欧州のその他の中核国の需要も高まっている。債 務危機に関して良いニュースは聞こえてこない」と語った。

ロンドン時間午後4時46分現在、ドイツ2年債利回りは前日比1ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下のマイナス0.061%。一 時はマイナス0.074%まで下げ、1990年にブルームバーグがデータ集計 を開始して以来の最低となった。同国債(表面利率ゼロ、2014年6月償 還)価格はこの日、0.025上げ100.115。

ドイツ5年債利回りは4bp低下の0.254%と、これまでの最低と なった。10年債利回りは3bp下げて1.2%。

フィンランドの2年債利回りは一時、3bp下げマイナス0.008% を記録。17日に初めてゼロを割り込んだオーストリア2年債利回りはこ の日、1bp上昇し0.06%となった。

スペイン国債

スペイン2年債は3日続落。スペイン銀行(中央銀行)のデータに よれば、同国の銀行の融資全体に占める不良債権の比率は5月に8.95% と、4月の8.72%を上回った。

利回りは2年物が前日比29bp上昇の5.01%、10年物は13bp上げ て6.96%となった。

原題:German Bunds Rise as Note Sale Draws Negative Yield for 1st Time(抜粋)

--取材協力:Charles Penty、Keith Jenkins.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE