グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場の動 きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は下落。中国の小売・食品株が安い。温家宝首相が中 国本土の雇用情勢は一段と厳しくなるとの認識を示したことが響いた。 中国の住宅価格回復で、一段の成長支援に向けた政府の取り組みは抑制 されるとみられている。

ビール醸造やスーパーマーケット運営を手掛けるチャイナ・リソー シズ・エンタープライズ(華潤創業、291 HK)は2.7%安。加工食品メ ーカーの康師傅(322 HK)や菓子メーカーの中国旺旺(151 HK)も下落 した。中国政府系の不動産開発会社チャイナ・リソーシズランド(華潤 置地、1109 HK)は5.9%安。

売り上げの72%を北米で稼ぐ電動工具メーカーのテクトロニック・ インダストリーズ(創科実業、669 HK)は4.9%高。米連邦準備制度理 事会(FRB)のバーナンキ議長が、雇用市場が失速した場合に複数の 景気支援策に目を向けていると説明したことが手掛かりとなった。

ハンセン指数は前日比215.45ポイント(1.1%)安の19239.88で終 了。構成49銘柄中、値下がりと値上がりの比率は約3対1。ハンセン中 国企業株(H株)指数は同0.9%安の9292.55。

プライド・インベストメンツ・グループのルイス・ワン最高投資責 任者(CIO、香港在勤)は「市場にとって温首相の発言は中国経済が 鈍化しつつあり、そのペースは政府の当初の予想よりもずっと速いとい うことを裏付けるものだ」と指摘。「政府が刺激策を打ち出す決意を示 せば、市場の好転につながるだろう」と述べた。

【中国株式市況】

中国株式相場は上昇。温家宝首相が雇用情勢が一段と厳しくなると の認識を示したことで政府が景気支援策を打ち出すとの観測が強まり、 取引終了間際に上昇に転じた。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動して いる上海総合指数は、前日比7.91ポイント(0.4%)高の2169.10で終 了。一時は1%安まで下げ、3年ぶりの安値に近づいた。住宅価格が6 月に上昇に転じたことを示す統計を受けて、政府が不動産抑制策を維持 するとの観測が広がった。中国経済が4-6月(第2四半期)に3年ぶ りの低成長となったことを踏まえ、国務院は18日に会議を開く。

上海、深圳両証取のA株に連動するCSI300指数は同0.13ポイン ト高の2414.33。

青島ハイアール(600690 CH)を中心に家電株が上昇。百貨店を運 営する北京首商集団(600723 CH)も高い。一方、不動産の金地集団 (600383 CH)は8%を超える値下がり。万科企業(000002 CH)や保利 房地産集団(600048 CH)の不動産大手2社も下落した。

大衆保険の呉侃ファンドマネジャー(上海在勤)は「国務院の会議 での追加の景気対策が期待されており、投資家はそれを買い材料にして いる」と指摘した。

【インド株式市況】

インド株式相場は1週間ぶりの大幅高となった。景気刺激策への期 待が高まった。欧州株高も支援要因だった。

インド2位の二輪メーカー、バジャジ・オートは1月以降で最大の 値上がり。国内最大のエンジニアリング会社、ラーセン・アンド・トゥ ブロは5営業日ぶりに上昇した。

ボンベイ証券取引所のセンセックス30種指数は前日比79.71ポイン ト(0.5%)高の17185.01で終了した。

西ベンガル州のバナジー首相は17日、シン首相率いる国民会議派の 大統領候補への反対姿勢を取り下げた。これを受けて数週間にわたる抵 抗に終止符が打たれ、政府が景気刺激策を打ち出すとの楽観が強まっ た。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前日比17.20ポイント(0.4%)安の4123.60。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比27.05ポイント(1.5%)安の1794.91。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比77.95ポイント(1.1%)安の7049.05。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前日比2.41ポイント(0.1%)高の3017.21。

【マレーシア株式市況】

FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数は前日比5.85ポイント (0.4%)高の1645.00。

【タイ株式市況】

SET指数は前日比4.07ポイント(0.3%)安の1220.14。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前日比0.96ポイント高の4081.64。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前日比64.57ポイント(1.2%)安 の5220.55。