英中銀議事録:資産購入枠7対2で拡大決定-利下げ再検討示唆

イングランド銀行(英中央銀行)は 今月4、5両日に開いた金融政策委員会(MPC)で、資産購入枠 を3750億ポンド(約46兆3200億円)に拡大することを7対2で決めた。 市中銀行に流動性を供給し融資を促す新措置が経済にもたらす効果を見 極めた後、利下げを再検討する可能性も示唆した。

18日公表の議事録によると、9人で構成されるMPCメンバーのう ちキング総裁を含めた7人が資産購入枠の500億ポンド拡大を支持し た。デール委員とブロードベント委員の2人は3250億ポンドに維持する ことを主張した。

MPCメンバーの大半は、追加刺激策を講じる正当性が「前回会合 時よりも説得力があり強い」と感じたという。議事録は「ユーロ圏の金 融危機が秩序なき解消に向かう脅威が英国の景気に影響している兆候が 増している」と指摘した。

量的緩和に加え、英中銀は実体経済への融資拡大を目指す措置を導 入したほか、信用逼迫解消で市中銀行が流動性を確保できる策も用意。 中銀は議事録で、これらの措置は「著しい影響をもたらし得るが、測定 は難しい」と説明した。

MPCは政策金利については、過去最低の0.5%に据え置くことを 全会一致で決めた。議事録によれば、利下げには量的緩和拡大に比べて 「難点」があり、利下げのプラス面とマイナス面をめぐる意見は6月と 変わらなかった。しかし新規措置がもたらす影響によって、今後は判断 が変わる可能性があるという。

原題:BOE Voted 7-2 as MPC Signals Rate-Cut Case May Be Reviewed (1)(抜粋)

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