欧州株:反発、緩和期待で-クレディ・スイス、バンキア高い

18日の欧州株式相場は反発。ストッ クス欧州600指数がここ4営業日で下げたのは前日のみとなっている。 スイス2位の銀行クレディ・スイス・グループが増益決算と資本増強策 を発表したほか、この日公表されたイングランド銀行(英中央銀行)の 議事録で利下げ再検討の可能性が示されたことも買い材料。

クレディ・スイスは4.5%高。年内の資本増強計画のほか、追加の 経費削減方針を明らかにした。スペインが国有化した銀行、バンキア は14%の値上がり。銀行による個人投資家への優先株売却を政府は阻止 するとデギンドス経済・競争力相が発言したことが手掛かり。オランダ の半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングを中心にテクノロ ジー銘柄も上げた。

ストックス欧州600指数は前日比1.1%高の258.93で終了。6月4日 に付けた年初来安値から11%戻している。欧州中央銀行(ECB)や中 国中銀による利下げのほか、ユーロ圏首脳らがスペインの銀行向け緊急 融資の返済ルールを緩和したことなどが背景。

バークレイズ・キャピタルの株式ストラテジスト、エドムンド・シ ング氏(ロンドン在勤)は「ECBや英中銀など金融政策を通じた刺激 策が多く実施されており、たとえ米金融当局が量的緩和第3弾に踏み込 まなかったとしても、景気が弱くなればいずれはやらざるを得ないとい う感じは依然としてある」と指摘。「景気改善を期待するところだが、 それがなくても金融刺激があるというわけだ」と述べた。

米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長はこの日、半期 に一度の金融政策に関する証言を下院金融委員会で行った。前日は上院 銀行委員会で証言した。英中銀がこの日公表した今月の金融政策委員会 (MPC)の議事録では、銀行に流動性を供給し融資を促す新措置の効 果を見極めた後、利下げを再検討する可能性が示された。MPCが7対 2で量的緩和再開を決めたことも明らかになった。

この日の西欧市場では、フィンランドとアイスランドを除く16カ国 で主要株価指数が上昇した。

原題:European Stocks Rise as Banks Top Estimates; Credit Suisse Gains(抜粋)

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