台湾・鴻海:シャープへの役員派遣を調整中、人数未定-影響力行使で

受託製造の世界最大手で、グルー プでシャープの筆頭株主となる予定の台湾・鴻海精密工業は、シャープ 取締役会への役員派遣で調整中だ。人数は未定。鴻海広報担当のサイモ ン・シン氏が18日、ブルームバーグの電話取材に明らかにした。

両社は3月に提携を発表。奥田隆司シャープ社長は6月の株主総会 で、鴻海側から、それまで発表した以上の「出資や役員を受け入れる計 画はない」と強調していた。

しかし、シン氏は電話取材に、鴻海はシャープへの「影響力を行使 する」のに十分な数の役員派遣に向け交渉を続けていると説明。「役員 数のような表面的な問題で争い続ける意向はない」とし、両社で協力し て経営を行うことに「より関心を持っている」とも語った。

シャープ広報の中山みゆき氏はシン氏の発言に対するコメントを控 えた上で、鴻海側から本体に役員を受け入れる計画は発表していないと 述べた。

提携に基づき鴻海側は、シャープ主力の堺工場運営会社にも出資。 中山氏によると同運営会社は17日に臨時株主総会を開き、鴻海側から 3人が非常勤の取締役に就任、取締役数が倍増して計6名となった。社 長は引き続き、シャープ出身の広部俊彦氏が務めるとしている。

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