今日の国内市況(7月18日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●TOPIX3年ぶりの9日続落、業績下振れ警戒強い-電力株は急落

東京株式相場は、TOPIXがおよそ3年ぶりの9日続落。半導体 関連の米インテル、オランダのASMLホールディングスなどの業績発 表を受け企業収益の先行き不透明感が広がり、買い控えムードが強まっ た午後の取引で主要株価指数は下落基調となった。

業種別では、原子力発電所停止の長期化などに対する懸念で北陸電 力を中心に電力株が急落。非鉄金属や繊維製品など素材関連、海運、パ ルプ・紙株も売られ、輸送用機器など輸出関連株も伸び悩んだ。

TOPIXの終値は前日比2.92ポイント(0.4%)安の740.46、日 経平均株価は同28円26銭(0.3%)安の8726円74銭。TOPIXの9日 連続安は2009年7月以来。

●債券上昇、超長期中心に買い圧力-20年債利回りは2年ぶり低水準

債券相場は上昇した。利回り曲線上での割安感や需給要因を背景と した超長期債の買いが先行し、新発20年債の利回りが約2年ぶりの水準 に低下。午後には長期債にも買い圧力がかかった。半面、5年ゾーンは あすに入札を控えて上値が抑えられた。

SMBC日興証券の末沢豪謙 チーフ債券ストラテジストは、「夏 休みを前に、6月の国債大量償還分の資金が長いゾーンに向かっている ようだ。6月に1.5-1.6%とクーポン(表面利率)の高い5年債が償還 されたため、同じようなクーポンを狙うとなると20年債以上になるから だろう」と説明している。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物の324回債 利回りは 前日比0.5ベーシスポイント(bp)高い0.775%と、12日以来の高水準で開 始。その後は横ばいの0.77%で推移していたが、午後3時前に は0.755%に水準を切り下げ、13日に付けた2003年6月30日以来の低水 準に並んだ。

●円とドルがじり高、アジア株軟調で買い圧力-ドル・円は79円割れ

東京外国為替市場では午後にかけて円とドルがじり高となった。前 日の米国株が上昇したにもかかわらず、アジア株が軟調となったため、 相対的に安全な円やドルに買い圧力がかかった。

ユーロ・円相場は1ユーロ=97円前半でもみ合っていたが、午後に は97円台を割り込み、一時96円88銭まで円買いが進行。ユーロ・ドル相 場は朝方に1ユーロ=1.2300ドル台に乗せる場面が見られたが、午後に かけてはドル買いが優勢となり、一時1.2267ドルを付けた。

あおぞら銀行市場商品部の諸我晃 次長は、「アジア株がちょっと 下げているので、リスクオフ(回避)という感じだ」と説明。その上 で、17日のバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言 では特段目新しいものはなかったが、「いざというときはQE3(量的 緩和第3弾)も含めて検討しているということなので、ドル・円につい てもやはり上値が重い要因になる」と語った。