米国の大企業にも新たなトレンド-ヤフーの新CEOは妊娠中

米ヤフーのマリッサ・メイヤー新最 高経営責任者(CEO)は妊娠6カ月を過ぎてからのCEO就任となっ たことを明かした。米西海岸にあるハイテク産業の中心地シリコンバレ ーでは若い女性起業家の間にすでに広がっているトレンドだが、米誌フ ォーチュンが選ぶ企業500社の中では、出産を控えたCEOはメイヤー 氏が初めてとなる。

37歳のエンジニアであるメイヤー氏は、米グーグルで同社のホーム ページと地図関連サービスの開発に携わった。ヤフーは9週間の人選を 経てメイヤー氏の起用を決め、これでフォーチュン500社で女性トップ は20人となった。この中に含まれるウェルポイントのアンジェラ・ブレ ーリー氏、ペプシコのインドラ・ノーイ氏、ゼロックスのウルスラ・バ ーンズ氏はCEO就任前に出産していた。

米外交問題評議会(CFR)の女性・外交政策プログラムで副ディ レクターを務めるゲイル・ツェマッハ・レモン氏は「ヤフーの取締役会 がメイヤー氏の妊娠を問題にしなかったことは大きな前進の兆候だ。だ が多くの企業は、妊娠を引き続き問題扱いしている」と述べた。レモン 氏自身も双子を妊娠中だ。

ヤフーのCEOとなったメイヤー氏は今週、10月7日に男の子を出 産する予定であることをフォーチュン誌に対し明らかにしている。同氏 はインタビューで、6月遅くにヤフー取締役会に妊娠中であることを告 げたと説明したという。ヤフー広報担当者のダナ・レングキーク氏はコ メントを控えている。

メイヤー氏は大半の大手企業のCEOよりほぼ20歳若い。エグゼク ティブ調査会社スペンサー・スチュアートがまとめた2012年のデータに よれば、米S&P500種株価指数の構成企業のCEO平均年齢は56.5 歳。つまり企業トップの人選は大半の場合、妊娠といった問題は無関係 ということだ。

原題:Yahoo Hiring Pregnant CEO Breaks Ground for Top U.S. Companies(抜粋)

--取材協力:Brian Womack.