北陸電株が74年以降で最大の下落率、志賀原発活断層懸念で

北陸電力株は、きのう原子力安全・ 保安院が開催した専門家からの意見聴取会で同社の志賀原子力発電所1 号機直下の亀裂が活断層である可能性が指摘されたことで、一時前日 比23.2%安と1974年以降で最大の下落率を記録。その後も大きく反発す ることなく、同21.4%安の877円と約30年ぶりの安値で取引を終えた。

原子力安全・保安院耐震安全審査室の中川幸成氏によると、きのう の会合では東北大学大学院理学研究科の今泉俊文教授ら3人の専門家 が、同1号機直下の亀裂が活断層の可能性があると指摘した

原子力安全委員会が定めた耐震安全審査指針の手引きでは、活断層 上に原発の重要な施設を建てることは禁止されており、活断層の存在が 確認された場合には志賀原発1号機が廃炉となる可能性もあることが売 りを誘った。

SMBC日興証券のシニアアナリスト、塩田英俊氏は活断層の存在 が確認された場合には、同原発について減損処理を行うことが避けられ なくなると指摘。「減損のダメージは相当大きい」との観測から売りを 誘ったとの見方を示した。

保安院は7月中にもう一度意見聴取会を開催し、北陸電力側の説明 を聞くことを予定している。