バーナンキ議長:LIBOR問題へのFRBの対応で釈明

米連邦準備制度理事会(FRB)の バーナンキ議長は、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正操作 問題でのFRBの対応を擁護、他の関係機関に協力し、解決策を提案し たと釈明した。

バーナンキ議長は17日、上院銀行委員会で証言し、「調査は実施さ れた。しかし、極めて迅速に調査に着手したのは、安全かつ健全な監督 当局であるFRBではなく、この問題で最も直接的に責任を負う当局だ った」とした上で、ニューヨーク連銀の「主導」で、米英「全ての関連 当局に情報提供した」と説明した。

先週ニューヨーク連銀は、英銀バークレイズがLIBORを実際よ り低く報告していた事実を認識した後、当時の同連銀総裁だったガイト ナー米財務長官が2008年6月に、LIBOR算出方法の改善を求める提 案書をイングランド銀行(英中央銀行)のキング総裁に送付したことを 示す文書を公表した

カンバーランド・アドバイザーズの金融担当チーフエコノミスト、 ロバート・アイゼンバイス氏は、バーナンキ議長は「『われわれは責任 を負う欧州当局者に問題を委ねた。自分の責務は果たした』と匂わせ た」と指摘。FRB当局者らには「もっとできることがあったはずだ」 としながらも、「彼らはこれが英国の問題だいうことを明白にしようと している」と述べた。

バーナンキ議長は17日の証言で、銀行が「利益のために」 LIBORを不正操作していたことを示唆する情報をFRBは保持して おらず、金融危機の最中に一部の銀行が「体力が落ちていると見られる ことを避けるため低めの金利を報告していた可能性がある」という情報 のみだったと説明。その上で、もちろんLIBORの虚偽報告は極めて 問題だと語った。

「米銀の不関与把握せず」

同議長はまた、米銀が不正操作に関与していないとFRBは承知し ていないと述べた。

バーナンキ議長は、「LIBORシステムには構造的な欠陥があ る」と述べ、「米金融システムと、同システムへの信頼感にとって大問 題であり、われわれは対処する必要がある」と指摘した。

原題:Bernanke Defends Fed Response to ‘Very Troubling’ Libor Scandal(抜粋)