NY金:続落、踏み込み不足のFRB議長証言に失望

ニューヨーク金先物相場は続落。米 連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は当局には景気浮揚に 向け行動する用意があるとあらためて表明した一方、具体的な措置を説 明するには至らなかった。

バーナンキ議長は議会公聴会での質疑応答で、追加的な緩和手段に ついて、住宅ローン担保証券(MBS)を含む追加の資産購入や超過準 備の付利引き下げ、今後の政策をめぐるコミュニケーション方法の変更 を挙げた。金は2008年12月末から11年6月にかけて70%急伸した。当局 が政策金利を過去最低に維持し、2度にわたる量的緩和プログラムで2 兆3000億ドル相当の債券を購入したことが背景にある。金は今年に入っ て1.4%上昇している。

米ロジック・アドバイザーズのパートナー、ウィリアム・オニール 氏は電話インタビューで、「何らかの緩和策が近く発表されることは明 白だとしても、市場は具体的な情報を知りたがっている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物8 月限は前日比0.1%安の1オンス=1589.50ドルで終了した。一時 は1.3%下落する場面もあった。

原題:Gold Drops as Fed Chief Fails to Discuss Further Stimulus Steps(抜粋)

--取材協力:Nicholas Larkin.