英中銀総裁:LIBORで対応擁護、不正知ったのは2週間前

イングランド銀行(英中央銀行)の キング総裁は17日、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)問題での自 身の対応を擁護した。不正があったことを知ったのは2週間前だとし、 米ニューヨーク連銀総裁だったティモシー・ガイトナー氏から2008年に 受け取った文書は不正を指摘してはいなかったと説明した。

キング総裁は英議会の財務委員会で証言し、世界の監督当局が指標 金利としてのLIBORの適正度について懸念を表明していた08年当時 のガイトナー氏の電子メールは、LIBORに関する提案であって、不 正の指摘ではなかったと述べた。

総裁は「ガイトナー氏はメールで、規則をどのように設定すべきか を提案し、われわれは同氏の案に合意したが、いずれの側も不正の証拠 は入手していなかった」とし、「不正の疑いについて最初に知ったの は、2週間前の報告によってだ」と語った

キング総裁と英金融サービス機構(FSA)のターナー長官はこの 日、LIBOR問題および英銀バークレイズの最高経営責任者 (CEO)だったロバート・ダイアモンド氏の辞任過程における役割に ついて、繰り返し質問を受けた。政府が金融監督の役割を英中銀に集約 させようとしている今、同中銀がロンドン金融街の守護神としての信頼 を維持できるかどうかが懸かっている。

08年10月のダイアモンド氏と中銀のポール・タッカー氏との電話の 内容が公になったことで、LIBORをめぐるスキャンダルは中銀に飛 び火した。ダイアモンド氏による通話内容の記録は、市場担当ディレク ターを当時務めていたタッカー氏がバークレイズに、LIBORの金利 を低く申告するよう促した可能性を示唆した。

この日はさらに、ダイアモンド氏が08年12月にタッカー氏の副総裁 就任に際して送った祝辞などが明らかになった。別のメールではタッカ ー氏が08年の銀行危機のさなかに、バークレイズとHSBCホールディ ングス、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ( RBS)の間でLIBORについて連絡を取るよう促していたことも分 かった。

また、ダイアモンド氏の辞任を明示的に求めたかとの問いに対して ターナーFSA長官は、バークレイズのマーカス・エイジアス会長に 「指導も支持もしなかった」と答えた。

原題:King Defends BOE Libor Role After Scrutiny on Geithner Memo (2)(抜粋)