米国株への分散投資が半減、成長懸念深まる-BOA調査

ファンドマネジャーによる米国株へ の分散投資は今月、前月比で5割以上減り、9カ月ぶり低水準に縮小し た。世界経済の成長見通しに懸念が強まる中、テクノロジー株の売りが 膨らんだ。バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチ・グローバ ル・リサーチの月次調査で明らかになった。

7月6日から12日にかけて行った同調査では、回答した190人のフ ァンドマネジャー(運用資産総額5670億ドル)のうち、米国株への投資 姿勢を「オーバーウエート」としたのは差し引き14%。前月は31%だっ た。テクノロジー株の保有は7カ月ぶり低水準に減少し、「オーバーウ エート」とした回答は32%と、6月の41%から低下した。

BOAメリルリンチの株式ストラテジスト、マイケル・ハートネッ ト、ゲーリー・ベーカーの両氏は17日付の顧客向けリポートで、「6月 の調査以降、株式と商品相場は上昇したにもかかわらず、投資家のセン チメントは一段と悪化した」と指摘。「企業の利益見通しが大幅に下方 修正されたほか、第3四半期中に追加緩和が行われるとの期待も薄れ、 悲観的な見方が強まった」と記述した。

各国中銀が景気拡大の後押しを図り刺激策を表明する中、S& P500種株価指数は6月1日以降5.9%上昇し、それまでの月間ベースで の2カ月連続下落から反発した。商品24銘柄で構成するスタンダード・ アンド・プアーズ(S&P)のGSCI指数は6月21日に付けた年初来 低水準から13%上昇した。

新興市場国をオーバーウエート

それにもかかわらず、7月の株式への資産配分は「著しく」アンダ ーウエートにとどまり、現金がオーバーウエートとなった。世界経済の 成長率見通しが2カ月連続で下方修正されたことが背景にある。運用担 当者はまた、商品への投資も2009年2月以来の低水準に縮小しており、 回答者の25%が世界的なリセッション(景気後退)の恐れがあると認め ている。

企業の業績見通しも7月に大きく悪化し、増益率低下を予想すると の回答は6月の19%から今回調査では38%に増えた。

最も選好されているのは新興市場国の株式で、19%がオーバーウエ ート。一方、ユーロ圏への投資姿勢はアンダーウエートで変わらなかっ た。

原題:Investors Halve U.S. Equity Holdings Amid Growth Concern: BofA(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE