LIBOR操作で7つの銀行調査、民事制裁金目指す-FSA

ロンドン銀行間取引金利( LIBOR)の操作疑惑をめぐって、英金融サービス機構(FSA) は、銀行7行を調査していることを明らかにした。英議会では、FSA がもっと早い段階で調査を開始しなかったことに批判が噴出した。

労働党のジョージ・ミューディー議員は16日、下院財政特別委員会 の公聴会に出席したFSAのターナー長官に対し、FSAが危険な兆候 に注意を払わず、LIBORをめぐる問題の報告に十分に迅速に対処し なかったと強く批判し、「取り締まりは不十分だった。あなた方は繰り 返し警告を受けていたはずだ」と問い詰めた。

LIBORが操作されているという銀行員からの内部告発や報道 が2007年の段階で既にあったにもかかわらず、英銀バークレイズへの4 億5300万ドル(約357億円)の課徴金につながるFSAの調査は10年に なってようやく開始された。

FSAの法執行部門の責任者代行を務めるトレーシー・マクダーモ ット氏は公聴会で、金利を偽って申告していた疑いでFSAが現在7行 を調査しており、他の諸国の金融監督当局も金融機関の調査対象を拡大 していると発言。FSAがさらに民事制裁金を科すことを目指している と語った。英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ (RBS)とロイズ・バンキング・グループ、スイスのUBS、ドイツ 銀行も米欧アジアの監督当局の調査対象に含まれている。

ターナー長官は、バークレイズの行員とLIBOR設定の問題を協 議した際、LIBORの「ずれ」を行員らが話題にしたが、誰かが偽り の金利を申告したとは言わなかったと述べ、接触した行員らが「全く正 直というわけではなかった」との認識を示した。また、LIBORをめ ぐる問題の報告は下位のレベルにしか届いておらず、上層部には上がっ ていなかったと説明した。

原題:Seven Banks Under U.K. Libor Investigation as FSA Criticized(抜粋)