6月の対中直接投資、前年同月比6.9%減-経済の成長鈍化で

中国への海外からの6月の直接投資 額は前年同月比6.9%減少した。世界的な成長鈍化を背景に、企業が世 界2位の経済大国である中国で事業を拡大する意欲は減退している。

中国商務省は17日、6月の対中直接投資額が120億ドル(約9470億 円)に減ったと発表。昨年12月以来の大幅な減少となった。5月 は0.1%未満の増加で、その前の月までは6カ月連続で減少していた。

この日の統計は、欧州債務危機に加え、6四半期連続の国内経済減 速が資金流入を抑制している可能性を示唆している。国営新華社通信 は15日、温家宝首相が景気回復にはまだ勢いがないとし、政策の微調整 を強化する方針を表明したと伝えている。

カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマースの香港在勤 ストラテジスト、パトリック・ベネット氏は、「国内経済の見通しがよ り明確になれば、海外の企業や投資家は中国投資を一段と拡大する気に なるだろう」と説明した。同氏は、今年後半に「海外からの投資の伸び が若干縮小する」と予想している。

商務省によると、1-6月の対中直接投資は前年同期比3%減少 し591億ドルとなった。1-5月は1.9%減だった。

原題:China’s Foreign Investment Drops 6.9% in June as Growth Cools(抜粋)

--取材協力:John Liu.