ホンダとトヨタの北米生産が急増-プレスリーの故郷にも恩恵

ホンダとトヨタ自動車の北米工場は 業界全体にわたる生産の急増をけん引しており、米経済が勢いを欠く中 でも中西部から南部に至る多くの都市を活気づけている。両社の工場は 1年前には部品不足に見舞われていた。

エルビス・プレスリーが生まれた米ミシシッピ州テユーペロ。トヨ タの新たな生産拠点である同州ブルー・スプリングス工場から18マイル (約29キロメートル)離れた同市では、同工場で「カローラ」の生産が 昨年始まってから失業率が8%に低下したと、ジャック・リード市長は 話す。以前は12.5%だったという。市長によれば、人口3万5000人の同 市は、家具製造の雇用が中国に奪われて苦境にあったが、トヨタの工場 と部品メーカーの進出で息を吹き返した。

リード市長は「失業、歳入ともにトヨタの影響を受けた」と述べ、 売上税収入が今年6.4%増加したと説明した。

ホンダの生産は75%増で業界首位。トヨタも66%増となっている。 日産自動車も持続的な円高の影響に対応するため北米での自動車組み立 てと部品購入を引き続き増やす方針だ。

PNCファイナンシャル・サービシズ・グループのシニアエコノミ スト、ガス・ファウチャー氏は、増産は特に自動車・同部品工場が最も 多く集積しているミシガン、オハイオ、インディアナ、アラバマなどの 州で顕著だと指摘。トヨタとホンダの今年の生産ペースはともに、北米 生産が過去最高となった2007年水準を上回る勢いだと述べた。

同氏は「自動車需要は大きく積み上がっている。需要は今後数年 間、力強いままである公算が大きい」と発言。円高も当面、北米生産を 拡大させる要因となるとの見方を示した。

原題:Honda-Toyota Record North American Output Helps Elvis Home: Cars(抜粋)

--取材協力:Sonja Elmquist、Craig Trudell.

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