バークレイズに規制当局の我慢の限界打破を図る傾向-FSA

英金融サービス機構(FSA)のタ ーナー長官は16日、英銀2位のバークレイズには銀行規制の下で許容さ れる「限界を常に打破しようとする傾向」があったとの見解を示した。

ターナー長官とFSAの銀行監督責任者のアンドルー・ベイリー氏 はロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正操作をめぐる公聴会で 証言し、バークレイズの企業文化の問題はロバート・ダイアモンド前最 高経営責任者(CEO)を含む「経営トップのトーン」に由来するもの だと指摘した。ベイリー氏は下院・財務特別委員会で、「この金融機関 には問題があった」と発言した。

英国はLIBOR操作問題でバークレイズに先月2億9000万ポンド (約357億円)の制裁金を科す前にLIBORの仕組みを是正する措置 を怠っていたとして批判を受けている。2008年6月にはガイトナー米ニ ューヨーク連銀総裁(当時、現米財務長官)がイングランド銀行(英中 央銀行)に不正操作が行われやすい算出方法だと警告していた。

FSAの法執行部門の責任者代行を務めるトレーシー・マクダーモ ット氏は、当局がLIBOR操作疑惑との関連で他の7行を調査してい ることを明らかにした。

ターナー長官は、09年11月にFSAのヘクター・サンツ最高経営責 任者(CEO、当時)に説明を受けるまでは、LIBOR操作の可能性 に関連した問題を認識していなかったと証言。バークレイズとFSAと の間の全てのやりとりを検証する内部監査を実行していることも明らか にした。

原題:Barclays Pushed Limits of U.K. Watchdog Tolerance, FSA Says (2)(抜粋)

--取材協力:Robert Hutton.

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