欧州債務危機は資産に影響する最重要要素の一つ-PIMCO

米パシフィック・インベストメン ト・マネジメント(PIMCO)は、欧州債務危機は向こう3-5年に おいて資産に影響する最重要要素の一つになるとの見方を示した。

PIMCOのポートフォリオ・マネジメント責任者、カーティス・ ミューボーン氏はリポートで、「欧州に直接投資しているか否かにかか わらず、投資家は域内の情勢を注視する必要がある。欧州の銀行システ ムやソブリン債にショックを与え得るシステミック上の要素が存在する ためだ」と説明した。リポートは、ブルームバーグ・ニュースが入手し た。

同氏はさらに、欧州ソブリン債危機や米国など先進国での高い債務 水準、緊縮策と経済成長をめぐる議論が金融市場に影響するのに伴い、 異なる資産クラスの間の相関関係が強まる可能性があると説明。従来の 一部先進国の国債に代わり、新興国の国債への投資を検討するべきだと 記した。また政府機関の発行ではない米住宅ローン担保証券(MBS) および地方債については、信用面で影響を受けやすいことから慎重な分 析が必要だとした上で、買いの好機となる可能性があるとも指摘した。

ミューボーン氏は、資産クラス間の相関関係は「確定したものでは ない」とし、「あるケースでは、資本は一つの領域から別の領域へと移 動する。また基本的な経済格差が資産クラスの多様化につながる場合も ある」と説明した。

原題:Europe Crisis Outcome Among Most Critical for Assets, Pimco Says(抜粋)