米シティ決算:減益も予想上回る-「大規模な人員削減不要」

米銀シティグループの4-6月(第 2四半期)決算は、純利益が前年同期比12%減少した。ただ、M&A (企業の合併・買収)の助言および株式や債券の引き受け業務の収入が 貢献しアナリスト予想は上回った。

シティの16日発表によると、純利益は29億5000万ドル(1株当た り95セント)と前年同期の33億4000万ドル(同1.09ドル)から減少し た。会計上の調整とトルコの銀行の株式売却による損失を除いたベース では1株当たり利益が1ドル。ブルームバーグがまとめたアナリスト18 人の予想平均は89セントだった。

欧州ソブリン債危機の影響で株式や債券のトレーディング収入は減 少した一方で、M&A助言業務の収入が好調だった。投資銀行業務の収 入は前年同期比21%減少。同業JPモルガン・チェースが先週発表した 決算では投資銀行業務の収入の減少率は35%だった。シティの株価は4 -6月に25%下落と、米銀大手の中で値下がり率トップとなっている。

会計上の調整やトルコのアクバンク株売却を除いたベースの収入 は188億ドルで、前年同期比7%減少。費用は6%減の121億ドル。

M&A助言業務の収入は前年同期比2%増の2億100万ドル。アト ランティック・エクイティーズのアナリスト、リチャード・ ステート 氏は1億3000万ドルを予想していた。債券引き受け手数料の収入は21% 減の4億8600万ドルと、JMPセキュリティーズのアナリスト、デービ ッド・トローン氏の予想(3億3100万ドル)よりも小幅なマイナスにと どまった。株式引き受け手数料の収入は39%減の1億6700万ドル。

大規模な削減は不要

株式および債券のトレーディング収入は会計上の調整を除いたベー スで9%減少の33億7000万ドル。債券のトレーディング収入は4%減 の28億2000万ドル。株式のトレーディング収入は29%減の5億5000万ド ル。

ジョン・ガースパッチ最高財務責任者(CFO)は電話会見で、厳 しい市場環境への対応として「大規模」な人員削減が必要になる可能性 は低いと語った。シティが16日、ウェブサイトに掲載したデータによれ ば、同行の従業員数は6月末時点で約26万1000人。3か月前の時点で は26万3000人だった。

シティの株価はニューヨーク時間午前10時49分現在、前週末 比1.4%高の27.02ドル。

原題:Citigroup Beats Analysts’ Estimates on Investment Banking (2)(抜粋)