ユーロ圏:6月インフレ率2.4%、5月輸入は減少-景気減速で

ユーロ圏17カ国では6月のインフレ 率が前月と同水準となったほか、5月の輸入が減少した。域内経済が3 年間で2回目のリセッション(景気後退)に向かっていることが背景に ある。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が16日発表した6月の ユーロ圏消費者物価指数(改定値)は前年同月比2.4%上昇と、伸び率 は5月から変わらずとなった。6月29日公表の速報値と一致した。

別途発表された5月の貿易統計によると、季節調整済みベースで輸 入は前月比0.9%減、輸出は0.3%増えた。

ユーロ圏では少なくとも7カ国がリセッション下にあるほか、域内 全体の経済が1-3月(第1四半期)に縮小するのを食い止める原動力 となったドイツも失速している。

世界的な景気減速に伴いエネルギー価格は低下。原油相場は年初 来12%余り下落し、ユーロ圏全体のインフレ圧力は和らいだ。これで欧 州中央銀行(ECB)には、景気支援と融資促進に向けて利下げする余 地が生まれた。

米ダートマス大学のデービッド・ブランチフラワー教授(経済学) は12日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「ユーロ圏 には長期的な成長計画が全くないという事実があり、ECBがこの穴埋 めをすることはできない。成長が実際、長期的な問題だ」と続けた。

発表によると、6月の消費者物価指数は前月比0.1%低下。変動の 大きいエネルギー価格などを除いたコアインフレ率は前年同月比1.6% 上昇と、5月と同水準だった。

原題:Euro-Area Inflation Held Steady in June, Imports Fell in May(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg、Mathieu Rosemain.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE