JPモルガン:4-6月は9%減益、CIO部門の損失44億ドル

米銀最大手JPモルガン・チェース の4-6月(第2四半期)決算は、前年同期比9%減益となった。チー フ・インベストメント・オフィス(CIO)部門での取引損失は44億ド ル(約3490億円)と、アナリスト予想を上回った。

同行の13日発表によると、純利益は49億6000万ドル(1株当た り1.21ドル)と、前年同期の54億3000万ドル(同1.27ドル)から減少。 ブルームバーグがアナリスト6人を対象に実施した調査では、CIO部 門の損失は40億ドルが見込まれていた。JPモルガンはまた、1-3月 (第1四半期)決算を修正し、純利益を4億5900万ドル引き下げた。

フィラデルフィア連銀の元審査官で現在はFBRキャピタル・マー ケッツのアナリストのポール・ミラー氏は「1-3月期決算の修正はマ イナスだ。一見したところ、数字はまあまあといったところだ」と指摘 した。

4-6月期は債務評価調整(DVA)と呼ばれる会計上の調整効果 を除くと、純利益は1株当たり1.09ドルだった。DVAおよび貸倒引当 金の縮小、ベアー・スターンズ関連での回収分を除いたベースでは、1 株利益は67セントとなった。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想 では、調整後の1株利益は76セントが見込まれていた。

JPモルガンはこの日、一部社員が損失の全額を明らかにしないよ う試みた可能性を示唆する情報を最近になって入手したと説明。CIO 部門でシンセティック・クレジット・デリバティブを担当していた社員 は全員退社したと付け加えた。

ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は発表資料で、 「CIO部門の管理を既に徹底的に見直し、部門内のガバナンス基準も 強化した」と説明。「今回のような出来事はCIO部門に限ったことだ と考えているが、社全体として教訓を学ぶ機会となった」と続けた。

原題:JPMorgan’s $4.4 Billion CIO Loss Drives Profit Down 9% (1) (抜粋)

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