ヤマダ電機:ベスト電器を買収、売上高2兆円超に-取得額121億円

家電量販店最大手のヤマダ電機は13 日、九州地域に地盤を持つベスト電器の第三者割当増資を引き受け、買 収すると発表した。株式の取得額は121億円。買収によって、ヤマダの 売上高は2兆円を超える規模となる。

第三者割当増資は、1株151円で約8027万株を発行する。払込期日 は8月20日から12月31日までの予定。ブルームバーグ・データによる と、ヤマダ電はすでにベスト電株の約7.5%を保有する2位株主。引き 受け後の保有比率は議決権ベースで51.16%となる。

現在はビックカメラが約15%を保有する筆頭株主でベスト電と提携 関係にあるが、増資後の保有比率は約8%に低下。ヤマダ電の増資引き 受けで立場が逆転する。ヤマダ電はベスト電の取締役会などにオブザー バーを送ることやベスト電の上場を維持することなどで合意した。

家電量販業界は、地上デジタル放送移行前の駆け込み需要の反動や 家電エコポイント制度の終了によるテレビ販売の落ち込みで、収益環境 が厳しさを増している。ベスト電は、2013年2月期の第1四半期の売上 高が前年同期比で3割減となるなど、経営状態は悪化傾向にあった。

両社は今後、共同で商品や資材を調達しコストを削減するほか、商 品開発や物流システムでも連携し、競争力を強化する。ベスト電は増資 で調達する資金を既存店舗の統廃合や改装などに充てるとしている。