今日の国内市況(7月13日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場は 以下の通り。

●日経平均7日ぶり反発、商社や素材、建設高い-中国警戒感が一服

東京株式相場は、日経平均株価が小幅ながら7営業日ぶりに反発。 商社株のほか、ガラス・土石製品や非鉄金属など素材関連、建設など 内需関連業種の一角が高い。中国で発表された複数の経済統計が市場 予想の範囲内で、中国景気減速への過度な警戒感が和らいだ。

日経平均株価の終値は前日比4円11銭(0.1%)高の8724円12 銭。一方、TOPIXは1.15ポイント(0.2%)安の746.34と7日続 落で終えた。

ちばぎんアセットマネジメントの斉藤秀一運用部長は、前日まで 6日続落したとあって、3連休前の週末を迎え、「ショートカバー(売 り方の買い戻し)主導で底堅さを示した」とみていた。中国の経済指 標については、「ほぼ予想通りで失望を招くことはなかった半面、政策 期待が浮上するような内容でもない」と言う。

●債券は反落、長期金利9年ぶり低水準で午後売り優勢-超長期堅調

債券相場は反落。前日の米国債相場が上昇した流れを引き継いで 買いが先行し、長期金利は約9年ぶりの低水準を更新したが、高値警 戒感が強まって売りが優勢になった。半面、超長期債には投資家など の買いを支えに堅調に推移した。

パインブリッジ・インベストメンツ運用本部の松川忠債券運用部 長は、「きのうの日銀金融政策決定会合の結果を受けて、中短期ゾーン を中心に相場がかなり上昇したので、これ以上買われるのは難しい感 じ。5年債利回りが0.2%を割り込み、10年債も0.75%近辺まで低下 したことから、いったん益出しの売りを出して、超長期ゾーンに移す 動きとなっている」と述べた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物の324回債利回り は前日比0.5ベーシスポイント(bp)低い0.76%で始まった後、若干水 準を切り下げ、一時1bp低い0.755%と03年6月30日以来の低水準 を記録した。しかしその後は、徐々に水準を切り上げ、午後に入ると

0.5bp高い0.77%に上昇した。

●円が対ユーロで6週ぶり高値、中国景気減速やイタリア格下げで

東京外国為替市場では円が対ユーロで6週間ぶり高値圏で推移し た。中国の国内総生産(GDP)が懸念されたほど悪くなかったため、 対オーストラリア・ドルなどを中心に一時円売りが強まったが、世界 景気の減速懸念が根強い中、円の下値は限られた。

円は対ユーロで前日の海外市場で2010年6月30日以来の高値と なる1ユーロ=96円43銭を付けたが、この日の東京市場でも96円台 での推移が継続。米格付け会社によるイタリア国債の格下げを受け、 朝方には一時96円61銭まで円買いが進む場面も見られた。一方、午 前11時の中国GDP発表後には96円95円まで円が弱含んだが、その 動きも続かず、午後にかけてはじり高となった。午後3時37分現在は 96円61銭前後。

三菱東京UFJ銀行市場企画部グローバルマーケットリサーチの 亀井純野シニアアナリストは、「一番の懸念である欧州の問題は先行き 不透明感が依然高く、市場の警戒感も高い中、出てくる経済指標も弱 いということでなかなかリスク許容度の改善にはつながりにくい」と 指摘。「円とドルが買われやすい地合いはまだ変わりそうにない」と話 した。

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