TOPIXは夏場に下落局面、例年のパターン踏襲へ-テクニカル分析

TOPIXは今年も夏場に下落局面 を迎える可能性があると、東京海上アセットマネジメントの久保健一シ ニアファンドマネジャーはみている。

ブルームバーグ・データによると、TOPIXは2007年以来、毎年 第3四半期(7-9月)に下落するパターンを繰り返しており、今年も 6月末から12日までに2.9%下げている。

久保氏によると、11年は6月に値を戻した後8月に再び下落した。 今年も6月に反発しており、久保氏は「パターンが似ている」と分析。 投資家は「夏場に向けて下がるのではないかという懸念があるので、動 きづらい」と指摘、世界的な景気減速を背景として挙げた。

TOPIXは6月4日に1983年12月以来の安値で引けた後反発した が、欧州債務危機の打開難航や、米国や中国で景気の減速を示す経済指 標が発表されたことから、7月に入ると再び下落に転じた。久保氏は、 TOPIXは8月ごろまでに、6月の安値とその後7月4日に付けた高 値である778.7の半値押しの水準である740まで下げるとみている。

久保氏は、世界経済について今のところ「反発の兆しのある指標が ない」と指摘、「底打ちの兆しがでてくる指標が散見されるまでは、ま だ手控えたいという投資家が多いと思う」と述べた。ただ「ある程度、 循環的なサイクルリズムがある」とも述べ、シティグループが算出する エコノミックサプライズ指数が「年内のどこかでちょっと反発してくる だろう」との見方を示した。

--取材協力:. Editors: 谷合謙三, 院去信太郎