欧州株に最も悲観的なストラテジスト、弱気な見方が後退

欧州株について最も悲観的だったス トラテジストの間で弱気の見方が後退している。政策当局者が欧州の債 務危機への対応策で合意していることが背景。

モルガン・スタンレーのロナン・カー氏は2日、欧州株について最 大16%の下落見通しを据え置く一方で、投資判断を「中立」に引き上げ た。ソシエテ・ジェネラルのアラン・ボコブザ氏も、少なくとも2年間 維持してきた「アンダーウエート」の投資判断を後退させる姿勢に転じ た。エクサンBNPパリバは、経済成長への依存度が高い銘柄で割安株 を見つけることは可能だと指摘した。

昨年末時点で3社は今年の欧州株指数について、平均13%の下落を 見込んでおり、12月にブルームバーグが集計した銀行・ブローカー16社 の中で下落率の見通しが最も大きかった。ブルームバーグのデータによ ると、ユーロ・ストックス50指数は今年3.8%下落。株価純資産倍率 (PBR)は0.93倍と、2009年3月に市場が底打ちした週以来の低水準 に下がった。

カー氏はロンドンから電話インタビューに応じ、「欧州連合 (EU)の政策当局者から数週間以内に前向きな対応があるならば、先 月の首脳会議は恐らく、リスクへの見返りという点で欧州株の見通しを 著しく改善したことになる」と指摘、「株価は割高ではない」と述べ た。

ボコブザ氏は年初時点で、今年のストックス欧州600指数見通し を210から220に引き上げたが、これは現行の指数を13%下回る水準。モ ルガン・スタンレーは年末のMSCI欧州指数目標を870に設定してい るが、これは12日終値より約16%低い水準となっている。

原題:Pessimism Ebbing Among Most-Bearish European Equity Strategists(抜粋)

--取材協力:Andrew Rummer.

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