東芝、友達、LGが和解-液晶パネルの米カルテル訴訟

台湾の友達光電、韓国のLGディス プレー、東芝は、液晶パネル関連製品の価格カルテルを結んだとして購 入者らが損害賠償を求めていた米国での訴訟で、5億4350万ドル (約430億円)を支払うことで和解した。

原告側のジョセフ・アリオト弁護士は和解金について、価格カルテ ルによって製品を過剰に高い価格で購入させられた24州の消費者に支払 われると説明した。同弁護士によると、3社は8州にも2750万ドルの民 事制裁金を支払うことになり、和解金総額は5億7100万ドルに達する。

12日の裁判資料によれば、和解金の内訳はLGディスプレーが3 億8000万ドルで、友達光電は1億7000万ドル。東芝は2100万ドルを支払 う。3社とも和解を確認した。

東芝の広報担当、大森圭介氏は同日の電話で、同社のいかなる違法 行為も否定した上で、経費増加と訴訟長期化に伴う混乱を避けるため和 解に応じたと説明した。

友達光電はこの日の届け出で、和解について既に十分な引当金を積 んでおり、事業や財務への実質的影響は予想していないと指摘。LGデ ィスプレーの広報担当クレア・オーム氏は電子メールで、和解に達した ことを確認したが、それ以上のコメントは控えた。

他のパネルメーカーが先に合意した和解金(5億3850万ドル)は11 日、連邦地裁で承認された。これらを合わせると、和解金は総額10億ド ル超となり、価格カルテルをめぐる集団訴訟としては過去最高だと、ア リオト氏は指摘した。

原題:AUO, LG Display, Toshiba to Settle LCD Price-Fixing Case (3)(抜粋)

--取材協力:藤村奈央子、Tim Culpan.