米P&Gの取締役、CEO交代の必要性について協議-関係者

米日用品メーカー、プロクター・ア ンド・ギャンブル(P&G)の取締役らは、ロバート・マクドナルド最 高経営責任者(CEO)の業績に不満であり、CEO交代の可能性につ いて協議している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

関係者の1人によると、一部の取締役は、CEO職を引き受ける可 能性があるか複数の元経営幹部に打診することについて話しているとい う。この問題が非公表であることを理由に匿名で明らかにした。別の関 係者によれば、13人から成る取締役会の報酬・指導力育成委員長を務め るボーイングのジェームズ・マクナニーCEOは、マクドナルド氏の実 績に不満だと他の取締役に伝えた。P&Gが今年に入って業績見通しを 3回引き下げた後、特に不満を感じているとマクナニー氏は述べたとい う。

関係者の1人によると、こうした取締役会での議論も一つのきっか けとなって、物言う株主として知られているウィリアム・アックマン氏 がP&G株を取得した。アックマン氏は経営陣の入れ替えを求めて圧力 をかける考えであり、他の株主の結集も図っていると複数の関係者が述 べた。

CEOに一段の圧力

こうした一連の動きによって、マクドナルドCEOへの圧力は一段 と高まった。同氏は約3年前にCEOに就任。今年に入って競合他社に 市場シェアを奪われると、アナリストから集中砲火を浴びた。株価は11 日時点で、年初から8%下げ、時価総額は約1680億ドル(約13兆3000億 円)。12日の通常取引終値は前日比3.8%高だった。

サンフォード・C・バーンスティーンのアナリスト、アリ・ディバ ジ氏(ニューヨーク在勤)は「P&Gは、若干の深刻な問題を抱えてい るが、実に良い企業だ。それらの問題の多くは経営陣によるものだ」と 指摘した。同氏は、P&Gの業績が今年改善されない場合は事業分割を 検討すべきだと述べていた。

関係者の1人によれば、取締役らは社内でこれはという後継候補を 見つけることができないでいる。

P&Gの広報担当ポール・フォックス氏はコメントを控えている。 広報担当を通じてマクナニー氏に取材を試みたが、今のところ連絡がつ いていない。

原題:P&G Directors Said to Discuss Need to Replace CEO McDonald (2)(抜粋)