EU:トムソン・ロイターの競争法めぐる改善案で意見募集へ

欧州連合(EU)は、トムソン・ロ イターに対する競争法(独占禁止法)上の調査をめぐり同社が示した改 善案について、証券を特定するコードを利用する顧客らに意見を求め る。

EUの行政執行機関、欧州委員会は、ライセンス手数料引き下げや 証券コードの手数料構造簡素化を盛り込んだトムソン・ロイターの提案 には「幾つかの点」で改善が見られるとしている。

欧州委は電子メールで配布した声明で、「トムソン・ロイターが統 合されたリアルタイムのデータ供給市場における独占的な地位を乱用し ている可能性があるとの懸念」を抱いていると説明。同社の顧客の証券 コード利用に対する制限が代替となり得る情報提供者への「大きな障 壁」を生み出しているとの認識を示した。

欧州委は2009年にトムソン・ロイターの証券コードをめぐる調査を 開始。コードの取り換えには、ソフトウエアの書き換えや再設定といっ た長くコストのかかる作業が必要となるため、顧客は同社との取引を続 けざるを得ない状況に置かれている可能性があるとしていた。

トムソン・ロイターは電子メールで、「EU競争法への抵触や欧州 委が違反行為を突き止めたということは一切ないと考えている」とのコ メントを発表した。

ブルームバーグ・ニュースの親会社、ブルームバーグ・エル・ピー は金融・法律情報とトレーディングシステムの提供でトムソン・ロイタ ーと競合している。

原題:EU Seeks Views on Thomson Reuters Bid to End Antitrust Probe (1)(抜粋)