海外勢2週連続売り越し、投信は15週連続買い越し-7月1週日本株

7月第1週(2-6日)の日本株 市場で、海外投資家は2週連続で売り越していたことが東京証券取引 所の公表データで分かった。欧州や米国を中心に、主要国・地域の景 気減速懸念が強まる中、目先の損益を確定する売りが優勢となった。

東証が12日に発表した同週の投資部門別売買動向によると、東京、 大阪、名古屋3市場の1・2部合計で、海外投資家は差し引き162億 円売り越した。前の週(107億円)から売越額はやや拡大した。

立花証券顧問の平野憲一氏は、「欧州を震源地とした世界レベルの 景気減速懸念が強まっている。実体経済はすぐには変わらない」と指 摘。「しばらく買い材料は期待できず、海外投資家の売りは拡大する可 能性がある」と話していた。

7月1週の日経平均株価は、前週末比0.2%高の9020円75銭と 小幅ながら5週連続で上昇。欧州や中国などの追加金融緩和期待から、 週半ばにかけて6月以降の日中高値を更新する場面もあったが、後半 は欧州や中国の景気動向、持ち高整理の売りに押され上昇率を縮めた。

このほか、主な売り越し主体では、個人(414億円)が4週連続、 生保・損保(90億円)が5週ぶりの売り越し。一方、年金資金や企業 の自社株買いの動きを反映しているとされる信託銀行が8週連続の買 い越しで、買越額は526億円。投資信託は15週連続買い越しで、金額 は93億円。1999年11月から2000年4月にかけての21週連続以来の 連続買い越し記録を先週に続き更新した。