JPモルガン:東京のトレーダーが退社、情報漏えいで処分

JPモルガン・チェースの東京拠点 に在籍していたセールストレーダーが、日本板硝子の公募増資に関する インサイダー情報漏えいで社内処分を受け、退社していたことが12日明 らかになった。

JPモルガン証券の長谷川さち子広報担当はブルームバーグ・ニュ ースの取材に、同従業員に対して「社外の弁護士を含む外部専門家を交 えた社内調査を実施し、情報伝達などの不適切な行為が認められたた め、厳正な社内処分を実施した」と述べた。

証券取引等監視委員会は5月29日、あすかアセットマネジメントの ファンドマネジャーが、日本板硝子の主幹事証券のセールストレーダー から伝達を受けた情報に基づき2010年8月に顧客資産でインサイダー取 引を行ったと発表した。JPモルガンは主幹事証券の1社だった。

JPモルガンは監視委の発表を受けて同日夕、「本件に関して、こ れまで当局から当社全体または各部門全体の組織ぐるみの関与であると の指摘はない」との声明を発表。その中で「このたびの事態を大変厳粛 に受け止め、内部管理の充実を図っていく」としたが、自社の従業員の 関与の有無や、その他事実関係については認定していなかった。