ダウ工業株平均の構成銘柄見直しも、クラフトの会社分割で

116年の歴史を持つ米国株の指標、 ダウ工業株30種平均の算出業務を取得した新会社は、食品大手クラフ ト・フーズが年内に会社を2分割する際に、指数構成をどう見直すのか 初の判断を迫られる。

クラフトの株式時価総額は698億ドル(約5兆5500億円)で、ダウ 平均構成銘柄では上位20番目。フィフス・サード・アセット・マネジメ ントのキース・ワーツ氏は、米国の食料品部門のスピンオフ(分離・独 立)で世界2位の食品会社クラフトの規模が縮小するため、構成銘柄か ら除外される可能性があると予想する。ニューズレター「ダウ・セオリ ー・フォーキャスツ」の編集者、リチャード・モロニー氏によれば、ヒ ューレット・パッカード(HP)とアルコアもここ1年で時価総額がほ ぼ半減していることから、除外の対象になりやすいという。

モロニー氏は7月9日の電話インタビューで「クラフトの時価総額 は指数に残ることが確実な銘柄になるほど大きくはならないだろう」と 述べ、「既に下位群にある。入れ替えがあっても驚きではない」と付け 加えた。

1896年にゼネラル・エレクトリック(GE)やアメリカン・タバコ など12銘柄で算出が始まったダウ平均は先週、米マグロウヒルとCME グループが合弁で設立した新会社S&Pダウ・ジョーンズ・インディシ ーズに算出業務が引き継がれた。上場投資信託(ETF)など280億ド ル相当の金融商品に関連付けられている同指数の銘柄入れ替えが実施さ れれば、資産運用者らはそれに対応して株式を売買する。

S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズのウェブサイトによる と、構成銘柄の変更は「まれであり、実施されるのは企業買収や構成銘 柄の中核事業の劇的な変化の後だけだ」と説明。「こうしたイベントで 1構成銘柄の入れ替えが必要となれば、複数の構成銘柄の入れ替えが同 時に実施されるケースが多い」としている。

マグロウヒルとCMEグループの広報を務めるデーブ・ガリーノ氏 は銘柄入れ替えの可能性についてコメントを控えた。

原題:Dow Industrials Face Potential Shakeup as Kraft Split Approaches(抜粋)

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