主要国の債務が拡大、最悪期はこれから-バズ氏がFTに寄稿

主要11カ国の債務は過去5年間の財 政抑制策にもかかわらず、国内総生産(GDP)比の加重平均で2007年 6月の381%から417%に上昇した。マン・グループ傘下GLGパートナ ーズの主任投資ストラテジスト、ジャミル・バズ氏が英紙フィナンシャ ル・タイムズ(FT)に寄稿した。

同氏は、「カナダ、ドイツ、ギリシャ、フランス、アイルランド、 イタリア、日本、スペイン、ポルトガル、英国、米国の各国で、現在の 公共・民間合わせた債務のGDP比が07年の水準を上回っている」と指 摘した。

・「巨額の債務により」世界経済の「足元がふらついている」と分析す

るバズ氏は以下の5点の見通しを示した。

・デレバレッジ(借り入れ依存の解消)と世界的な経済危機は共にまだ

始まっていない

・世界経済が「脱出速度」に達するまでには少なくとも15年が必要

・実際の債務削減が最終的に始まる時の経済的な影響は「極めて甚大」

であり、日本や米国などは成長トレンドを20%余り下回る見通し

・高リスク資産の長期パフォーマンスは芳しくない

・超低金利時代には債務安定化措置の影響を緩和する政策手段の効果は

望めず、「特効薬は存在しない」

原題:Worse Is Still to Come From ‘Staggering’ Debt, Baz Writes in FT(抜粋)