【今日のチャート】東欧の債務は償還短め-金利上昇で痛手も

欧州連合(EU)に加盟している東 欧諸国は、政府債務の償還期間が西欧の加盟国に比べて短いため、資金 調達コストの予想外の上昇に弱い。

今日のチャートは旧共産圏の東欧8カ国の債務の平均償還期間(青 い縦棒)が6年未満であることをブルームバーグの集計データを基に表 示した。ルーマニアは4-6月(第2四半期)末時点で平均償還期間 が2.6年、ハンガリーは3.4年。一方、イタリアは6.9年、英国は14年 超。

ライファイゼンバンク(プラハ)のエコノミスト、アレス・ミケル 氏は、東欧各国の政府が短めの債券で調達コストを低めに抑えているも のの、より頻繁に借り換える必要があるため、市場の急変動により大き く影響を受けるケースが増えると分析。「債券市場への衝撃がこの地域 の国にとって痛みを伴う利払い増加につながる」と語った。

東欧のEU加盟国の大半は債務水準がEU平均を下回っていたもの の、世界経済が不安定であるため財政赤字の抑制に苦慮している。欧州 債務危機で輸出需要が減少し、緊縮策で経済成長も抑制されている。

原題:EU’s East More Exposed to Funding-Cost Jumps: Chart of the Day(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE