米住宅差し押さえの通告件数が増加-住宅市場回復の弾みに

米金融機関による住宅差し押さえの 通告件数が増えている。これは、不動産在庫を一掃し、住宅市場回復の 加速につながる動きだ。

住宅市場情報サービスの米リアルティトラックによれば、差し押さ え手続きの開始となる最初の通告件数は4-6月(第2四半期)に前年 同期比6%増えた。前年同期比でプラスとなったのは2009年以来。その 一方で銀行は、借り手との条件見直しや債権額を下回る価格での物件売 却を容認することなどで、差し押さえという最終手段に代わる方法を見 いだしている。差し押さえ件数は22%減少した。

住宅市場の持ち直しには、住宅ローン返済が90日以上延滞していた り、銀行にすでに差し押さえられたいわゆる影の住宅在庫が重しとなっ ている。ただ、州と連邦当局が銀行の不適切な手続きに関する調査を開 始した10年後半以降は、差し押さえが滞っていた。

リアルティトラックの広報担当者ダレン・ブロムクイスト氏は、 「市場はこうした不良物件をある段階で処理しなければならない」とし た上で、「市場は堅調で、追加の差し押さえ物件を吸収する態勢は一段 と整っている」と述べた。

--取材協力:Noah Rayman.

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