韓国:予想外の利下げ、3年5カ月ぶり-世界的緩和に加わる

韓国銀行(中央銀行)は12日の金融 政策決定会合で、市場予想に反してこの3年余りで初となる利下げを決 めた。欧州債務危機が世界経済の成長を損なう恐れがある中で、金融緩 和の国際的な流れに加わった。

韓国銀行は政策金利である7日物レポ金利を0.25ポイント引き下げ て3%とした。利下げは2009年2月以来。ブルームバーグ・ニュースが まとめたエコノミスト調査では16人のうち0.25ポイント引き下げを予想 していたのは2人だけ。残りは据え置きとみていた。

トーラス・インベストメント・アンド・セキュリティーズの債券ア ナリスト、コン・ドンラク氏(ソウル在勤)は「欧州から中国、そして 今回韓国と、深刻なリセッション(景気後退)回避のための世界的な政 策対応が行われている」と指摘。「債券市場は金融政策スタンスの急転 換にショックを受けている」と述べた。

先週は欧州中央銀行(ECB)と中国人民銀行が利下げを発表。イ ングランド銀行(英中央銀行)は資産買い取りプログラムの規模拡大を 決定した。米連邦準備制度理事会(FRB)は6月に保有債券の平均残 存期間の長期化を図るオペレーション・ツイスト(ツイストオペ)の延 長を決めている。

現代証券のシニアエコノミスト、イ・サンジェ氏(ソウル在勤)は 「韓国銀行は予想よりもはるかに速く動いた。世界的な景気見通しの悪 化を反映している」と発言。「政策担当者は財政措置の方がずっとコス トがかかると考えているため、補正予算ではなく金融緩和を選んだ」と 分析している。

韓国の企画財政省は6月28日、今年の同国経済成長率見通し を3.3%とし、昨年12月予想の3.7%から引き下げた。韓国銀行は7月13 日に今年の成長率予測を修正する予定。同行は4月には3.7%から3.5% に引き下げていた。

原題:Bank of Korea Unexpectedly Cuts Rates to Join Global Easing (1)(抜粋)

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