英企業、リセッション長期化に備えストレステストを-PwC

欧州危機が深刻化すれば、英企業は 「リセッション(景気後退)長期化」の可能性に備えるべきだとの見方 を、会計監査大手プライスウォーターハウスクーパース(PwC)が示 した。

PwCは12日に電子メールで送付したリポートで、英国の今年の経 済成長率はゼロとなる可能性が高く、「下降リスクが強まっている」と 指摘。住宅価格は2010年代中に回復する可能性があるものの、住宅の実 質価値は20年までに危機前の水準に戻ることはないとの見通しを示し た。

PwCによると、欧州の混乱が深刻化すれば景況感と消費者信頼感 が悪化し、最悪のシナリオでは、今年と来年、マイナス成長となる可能 性がある。イングランド銀行(英中央銀行)は先週、09年以降で2度目 のリセッションからの脱出に向け500億ポンド(約6兆2000億円)規模 の追加刺激策を発表した。

PwCは「英企業は『リセッションの長期化』シナリオに対するス トレステスト(健全性審査)を受けるべきだ。特に、直接的あるいは間 接的にユーロ圏のリスクの範囲にある英企業全般にとって厳しい見通し を示唆している可能性があるからだ」としている。

リポートによると、英住宅市場は向こう2年間、引き続き「比較的 横ばい」で推移するとみられ、信頼感が徐々に回復し信用危機が緩和す れば10年代中に回復すると予想される。経済成長は13年にプラスに転 じ1.7%増が見込まれるとしている。

原題:U.K. Firms Should Stress Test for ‘Prolonged’ Slump, PwC Says(抜粋)