シティ、顧客資金データ閲覧可能に-MFグローバル問題受け

米銀3位のシティグループは、トレ ーディング事業の顧客に対し資金管理の実態を開示する方針だ。米先物 ブローカー、MFグローバル・ホールディングスとペレグリン・ファイ ナンシャル・グループの顧客資金の所在が分からなくなったことを受 け、規制当局は調査を進めている。

OTCクリアリングの世界責任者、クリストファー・パーキンス氏 は11日の電話インタビューで、シティを利用して先物や店頭取引デリバ ティブ(金融派生商品)などの金融商品を売買する顧客は、同行が保有 する顧客資金の残高を閲覧することができると述べた。顧客は、シティ のウェブサイトを利用して資産構成や保有場所をチェックすることもで きるという。

MFグローバルとペレグリンは顧客口座の資金不足が発覚後、米連 邦破産法7条に基づく会社清算手続きの適用を申請。シティはこうした 事態を踏まえて対策を進めている。規制当局は銀行やブローカーが先物 を取引する際の顧客資金の分離と保護について監督を強化している。

パーキンス氏は「規制当局が規則によって不正行為を阻止するのは ほぼ不可能だ」と指摘。「これ以上ないと思われるような最高の規則を 導入しても、人々が違反すれば問題は生じる。顧客資金が失われる恐れ を軽減する最良の方法は透明性の向上だろう」と語る。

パーキンス氏によると、シティの先物取引事業の顧客は、これまで この情報を閲覧することができなかった。米商品先物取引委員会( CFTC)によれば、ビクラム・パンディット最高経営責任者 (CEO)率いるシティは、4月末時点で分離された顧客資産として 約90億ドル(約7200億円)を保有。この額は米国の先物ブローカーでは 6位となっている。

原題:Citigroup Lets Clients See Fund Data After Peregrine, MF Global(抜粋)

--取材協力:Andrew Harris、Tiffany Kary、Linda Sandler、Matthew Leising.

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