イタリア国債を2段階格下げ、危機波及リスク-ムーディーズ

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米格付け会社ムーディーズ・インベ スターズ・サービスはイタリア国債の格付けを引き下げ、格付け見通し を「ネガティブ(弱含み)」に据え置いた。ユーロ圏3位の経済規模を 持つ同国が資金調達コストの上昇やギリシャやスペインからの危機波及 のリスクに直面していることを理由に挙げた。

ムーディーズがフランクフルトで13日に公表した資料によると、イ タリア国債格付けは従来の「A3」から「Baa2」に2段階引き下げ られた。ギリシャのユーロ離脱リスクの高まりや、貸倒損失が膨らんで いるスペインの銀行システムが理由。

ムーディーズは、「イタリアの短期的な経済見通しは、成長鈍化や 失業率上昇で明示されているように悪化しており、このため財政再建目 標を達成できないリスクが生じている」と説明。「財政目標が達成でき ないと、市場の信頼感の一段の低下が見込まれ、市場からの調達が突然 途絶えるリスクが高まる」と指摘した。

さらに格下げ理由として、「市場の信頼感が一段と弱まっているこ とや、ギリシャ、スペイン両国から危機が波及するリスク、国外投資家 基盤の縮小」も指摘した。

原題:Italy’s Bond Rating Cut by Moody’s on Contagion, Funding Risks(抜粋)