仏銀行改革、リテールと投資銀行分離せず-総合モデル維持か

フランスのオランド大統領が年内を めどにまとめる金融業界の抜本改革案は、金融機関によるリテール(小 口金融)と投資銀行の兼業維持を認める一方、最もリスクの高い事業の 分離を目指す内容になる見通しだ。作業に携わる当局者1人が明らかに した。

大統領の改革案では、BNPパリバやソシエテ・ジェネラル、クレ ディ・アグリコルに代表される総合的な金融サービスを提供するユニバ ーサルバンクのモデルが維持される可能性がある。政府のルールを理由 に匿名を条件にインタビューに応じた当局者が語った。

フランスの銀行の事業分割に関する大統領選の公約を実行に移すた め、政府当局者は、消費者向け金融サービスと投資銀行業務の間にファ イアウオール(防火壁)を設けるよう勧告した英銀行独立委員会 (ICB、ジョン・ビッカーズ委員長)の報告書のほか、商業銀行によ る自己勘定取引を制限する米国のいわゆるボルカールールについても検 討を行っている。

エロー首相は3日の最初の施政方針演説で、「金融は実体経済に貢 献する必要があるだろう。われわれが投資と雇用に有用な銀行の業務を 投機的な事業から分離することを目指すのもそのためだ」と強調した。

フランス銀行連盟の広報担当コレット・コバ氏は、電話取材に対し てコメントを控えている。

原題:French Bank Legislation Seen by December Keeping Universal Model(抜粋)

--取材協力:James Hertling.