PIMCOグロース氏:米国債とMBSを保持-旗艦ファンド

米パシフィック・インベストメン ト・ファンド(PIMCO)で世界最大の債券ファンドを運用するビ ル・グロース氏は、米国の証券は引き続き最も安全な投資対象だとし て、米国債と住宅ローン担保証券(MBS)の保有を6月は維持した。

PIMCOのウェブサイトに掲載したリポートによると、グロース 氏は「トータル・リターン・ファンド」(運用資産2630億ドル=約21兆 円)で、米国債の組み入れ比率を6月は35%に据え置いた。MBSの組 み入れ比率は2カ月連続で52%とした。PIMCOは組み入れ比率の毎 月の変化について直接コメントしていない。

グロース氏は6月28日に同社ウェブサイトに掲載した月間投資見通 しで、「債務危機下で米国をアンダーウエートにすべきではない」と し、「安全資産を求める投資マネーにとっては、米国の奥行きと流動性 があり、高格付けの国債と株式市場が逃避先となる」との見解を示して いた。

11日の米国債市場では10年債利回りが史上最低水準に接近した。米 財務省が同日実施した210億ドル規模の国債入札では最高落札利回りが 過去最低となった。米連邦準備制度理事会(FRB)が同日公表した連 邦公開市場委員会(FOMC、6月19-20日開催)の議事録では、数人 のメンバーが追加の刺激策を支持したことが示された。10年債利回りは 一時1.45%まで低下した。過去最低は6月1日の1.4387%。

原題:Pimco’s Gross Holds On to Treasuries, Mortgages in Flagship Fund(抜粋)