グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場の動 きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式市場では、ハンセン指数が4営業日ぶりに反発した。中国 の温家宝首相がインフラ投資の拡大を呼び掛けたことで、鉄道や通信関 連銘柄が押し上げられた。

鉄道建設の中国中鉄(390 HK)が業界株の上昇をけん引した。中国 の固定電話最大手、チャイナ・テレコム(中国電信、728 HK)は1.8% 上げた。

香港の不動産開発最大手、サンフンカイ・プロパティーズ(新鴻基 地産発展、16 HK)は3.6%上昇し、不動産銘柄の上げを主導。同社の投 資判断をJPモルガン・チェースが引き上げたことが好感された。港湾 建設会社の中国交通建設(1800 HK)やセメントメーカーの安徽海螺水 泥(914 HK)も買われた。

風力タービン部品メーカーの中国高速伝導設備集団(658 HK)は下 落した。

ハンセン指数は前日比23.51ポイント(0.1%)高の19419.87で終 了。一時は0.8%安となった。ハンセン中国企業株(H株)指数は0.1% 安の9373.34で引けた。下落率は一時1.3%まで拡大した。

【中国株式市況】

中国株式相場は3日ぶりに反発。景気減速で企業収益悪化の兆候が 見られるものの、中国政府が景気てこ入れに投資を促進するとの観測が 相場を支えた。

鉄道建設の中鉄二局(600528 CH)やセメントメーカーの安徽海螺 水泥(600585 CH)を中心にインフラ関連銘柄が上昇。温家宝首相は投 資の「妥当」な伸びを促すことが重要だと語った。景気に左右されにく い銘柄を投資家が物色する中、CSI300指数の業種別ではヘルスケア や生活必需品株が大きく値上がりした。中信証券(CITIC証 券、600030 CH)や自動車メーカーの長城汽車(601633 CH)も買われ た。

中国南方航空(600029 CH)は2.2%安。同社は1-6月(上期)利 益が50%余り減少したもようであることを明らかにした。

上海坤陽投資管理の戴明ファンドマネジャーは電話取材に対し、 「収益見通しは非常に暗く、予想をさらに引き下げる余地がありそう だ」と述べる一方、「当局が成長促進策を打ち出す可能性があるため、 この水準で過度に悲観すべきではない」とも語った。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動する 上海総合指数は前日比10.95ポイント(0.5%)高の2175.38で終了。前 日までの2日間で2.7%下げていた。上海、深圳両証取のA株に連動す るCSI300指数は前日比0.8%高の2425.57で引けた。

【インド株式市況】

11日のインド株式相場は下落。ここ4営業日で指標のセンセック ス30種指数が上昇したのは前日のみとなっている。モンスーンの雨量が 平年を下回ることで景気てこ入れの効果が薄れ、企業利益が圧迫される との懸念が広がった。

たばこ会社のITCは2%安。家庭用品で国内最大手のヒンドゥス タン・ユニリーバは1.1%の値下がり。世界最大の製油所を所有するリ ライアンス・インダストリーズは1.9%下げた。サンフォード・バーン スティーンによる投資判断引き下げが響いた。自動車メーカーのタタ・ モーターズは2.1%下落。

ボンベイ証券取引所のセンセックス30種指数は前日比129.21ポイン ト(0.7%)安の17489.14で終了。気象当局の前日の発表によれば、今 シーズンの雨量は長期平均を23%下回っている。農産物の収穫が芳しく なければ、農村に暮らす人々の消費が抑えられ、景気減速による影響を 既に受けている需要に重しとなる。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前日比1.48ポイント安の4096.54。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比3.06ポイント(0.2%)安の1826.39。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比6.56ポイント(0.1%)高の7257.91。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前日比24.69ポイント(0.8%)高の2989.31。

【マレーシア株式市況】

FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数は前日比5.16ポイント (0.3%)高の1629.45。

【タイ株式市況】

SET指数は前日比4.25ポイント(0.4%)高の1208.67。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前日比9.46ポイント(0.2%)高の4019.13。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前日比4.84ポイント(0.1%)安の5235.44。