ブラジル中銀、11日の政策委で8会合連続の利下げか

ブラジル中央銀行は11日、政策金利 を8会合連続で引き下げる見通しだ。借り入れコストの低下や政府の刺 激策でも景気の回復につながらず、同国経済は域内で最も低調となって いる。

ブルームバーグが集計したエコノミスト調査によると、既に過去最 低水準にある政策金利が現行8.5%から0.5ポイント引き下げられると予 想したのは回答者53人中51人。0.75ポイントと0.25ポイントの利下げを 予想したのは1人ずつだった。

家計債務が増加して企業の信頼感も低下している中、2003年以降 に4000万人を貧困から脱出させた信用供与拡大による経済成長モデルに 陰りが見えつつある。今週公表された中銀調査によると、今年のブラジ ル経済成長率は2.01%と、03年以降では2番目に低い水準となる見通 し。ブルームバーグのエコノミスト調査では、ブラジルは西半球の9大 国で最低の成長率が見込まれている。

ブラジル中銀の元ディレクターで現在はブラジルの全国商業連合 (CNC)のチーフエコノミスト、カルロス・ジフレイタス・ゴメス氏 は、「成長の面では失われた1年だ」と述べ、当局による信用緩和を通 じた景気てこ入れ策には誤算があったと指摘した。

金利先物市場のデータに基づくブルームバーグの予想によれば、ブ ラジル中銀は次回の金融政策委員会の会合で0.5ポイントの追加利下げ を実施し、8月に政策金利をさらに少なくとも0.25ポイント引き下げる とトレーダーはみている。

原題:Brazil Bets on Eighth Straight Rate Cut as Growth Trails Region(抜粋)