パナソニック株が下落、中国家電の大型TV国内参入で-東京市場

パナソニック株価が5日続落。中国 家電大手、海信集団(ハイセンス)が大型の薄型テレビで日本市場に参 入すると発表し、パナソニックの収益への影響懸念から売りが先行して いる。

株価は一時、前日比6.1%安の573円まで下げ、昨年12月19日以来の 日中下落率となっている。前場終値は、同25円(4.1%)安の585円。日 経平均株価への下落寄与度は2位で、売買代金は国内上場株3位の90億 円。

中国家電大手のハイセンスは10日、日本市場で50型液晶テレビを10 万円以下の価格で販売すると発表した。価格比較サイトのカカクコムに よれば、パナソニックの同型以上の液晶テレビは約16万円と50%以上の 高値で販売されていることから一部の市場関係者は、国内メーカーへの 収益影響を懸念している。

いちよし投資顧問の秋野充成執行役員は、ここ数日、世界経済の先 行き不透明感でパナソニック株が続落してきた中で、「中国メーカー参 入も株価下落の材料になっている」と指摘。ソニー株も同様の要因で売 られているのではないかと話した。ソニーの前場終値は、前日比28円 (2.7%)安の1018円。

--取材協力:Naoko Fujimura