バークレイズ相手取り、投資家が代表訴訟-LIBORで損失

英銀バークレイズがロンドン銀行間 取引金利(LIBOR)を不正操作した事実が明らかになったことで株 価が下落し、損失を被ったと主張する投資家1人が同行を相手取り、ニ ューヨーク市マンハッタンの連邦裁判所に訴えを起こした。

10日に起こされたこの訴えは複数の投資家の利害を代表し、集団訴 訟の形態を求めている。原告のウラジミール・グシンスキー氏は、バー クレイズが同行や他のバンカーが市場で利益を得ることができるよう金 利を操作する違法なスキームに加担したと主張している。

訴状によれば、バークレイズはリスク管理手続きと基本指針の順守 と称する問題について株主を欺き、該当する期間を通じて法を無視し続 けていたにもかかわらず、同行が「模範的な企業市民」だと株主に繰り 返し強調していたと原告側は訴えている。

バークレイズの広報担当マーク・レーン氏は訴訟に関するコメント を控えている。

国際的な共謀

グシンスキー氏の訴えによれば、バークレイズがLIBORを操作 しようとした事実を認め、過去最大の2億9000万ポンド(約357億円) の課徴金の支払いに応じると発表した6月27日、同行の米国預託証券 (ADR)は当初12%急落し、株価は翌日さらに5%下落した。訴状は また、バークレイズのスキームが「該当期間を通じて、財務状態を実際 よりも健全に見せる」ことにつながったと指摘している。

LIBORをめぐっては、バークレイズとクレディ・スイス・グル ープ、バンク・オブ・アメリカ(BOA)などを相手取り、これらの銀 行が人為的に金利を低く操作したと主張する複数の訴訟が起こされお り、反トラスト法(独占禁止法)違反をめぐるこれらの集団訴訟は、ニ ューヨークの米連邦地裁のナオミ・バックウォルド判事の下に一本化さ れ、係争中だ。

原告側は2007年から08年の金融危機の際、銀行の実際のリスク水準 を隠すことを可能にする「国際的な共謀」が行われたとしている。米司 法省はバックウォルド判事に宛てた3月の書簡で、複数の通貨建ての LIBORを含む「指標金利の操作疑惑に関する刑事捜査を行ってい る」ことを認めた。

原題:Barclays Sued for Fraud Over Alleged Libor Manipulation (1)(抜粋)

--取材協力:Sara Forden.

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