バークレイズ前CEO、25億円辞退-FSA書簡で新たな火種

英銀バークレイズの前最高経営責任 者(CEO)、ロバート・ダイアモンド氏は、同行と監督当局との関係 について真実を述べていなかったという英議員らからの批判に反論する ため、再び議会で証言することを申し出た。

ダイアモンド氏は英下院・財務委員会のタイリー委員長に宛てた10 日夕方の書簡で、「この日の公聴会で出た発言は私の評判に対してひど く不公平な打撃を与え、私にとって由々しき事態だ」とし、「委員長が 望むなら、この問題についてさらに話をする機会を希望する」と表明し た。

議員らは、ダイアモンド氏が英金融サービス機構(FSA)のバー クレイズに対する批判を隠し、議員らをあざむいたと批判した。FSA は会計規則や規制の抜け穴を利用しようとするバークレイズの「行動パ ターン」を指摘していた。FSAのターナー長官はバークレイズのマー カス・エイジアス会長に宛てた4月の書簡で、税と規制、会計に対する 同行の姿勢により信頼が損なわれたと告げていた。

ターナー長官の書簡で、バークレイズがロンドン銀行間取引金利 (LIBOR)操作を図った問題で制裁金を科される何年も前から、規 制当局がダイアモンド氏を注視していたことが分かった。書簡はバーク レイズが自己資本比率の最低基準を満たす方法についても懸念を示して いた。

ショア・キャピタル・グループの銀行アナリスト、ゲーリー・グリ ーンウッド氏はインタビューで、LIBORをめぐる制裁は「最後の決 定的な一撃だった。当局者らはしばらく前からバークレイズに狙いを定 め口実を探していた。この問題がそれを提供した」と話した。

原題:Diamond Offers to Rebut ‘Unfair’ Charges He Misled Parliament(抜粋)