伊経済は危機に脆弱、首相の意欲的な取り組みでも-IMF

国際通貨基金(IMF)はイタリア 経済を押し上げようとするモンティ首相の「意欲的な」取り組みも、欧 州の財政統合が前進しなければ、欧州債務危機の影響から同国を守るに は不十分だとの見解を明らかにした。

IMFは10日公表したイタリアに関する報告書で、同国が「持続可 能性を確保し、成長を促進する意欲的な課題に着手した」とした上で、 「こうした力強い取り組みにもかかわらず、イタリアはユーロ圏危機の 感染に依然脆弱(ぜいじゃく)であり、欧州や世界に波及効果をもたら す」と分析した。

同報告書は、「イタリアの調整・改革の取り組みに必要な時間的余 裕を与え、安定性を確保するのに不可欠なのは、財政・金融規律とリス ク共有を強化し一段と統合された通貨同盟の実現に向け欧州レベルで推 し進めると共に、さらなる金融緩和を行い、必要ならECBによる非伝 統的措置を用いることだ」と指摘した。

原題:Italy’s Economic Gains No Shield Against Contagion, IMF Says(抜粋)