母乳を与えるとお母さんの将来の肥満リスクが低下-研究

赤ちゃんに母乳を飲ませるとお母さ んが将来肥満になるリスクが低下する――。英国で閉経後の女性74万人を 対象に実施した調査でこのような結果が示された。

女性の肥満度指数(BMI)は出産後数十年たった後でも、6カ月 の授乳につき0.22ポイント(1%)低かった。研究結果はインターナシ ョナル・ジャーナル・オブ・オベシティー誌に10日掲載された。被験者 となった女性の社会経済的環境はまちまちで、子供の数にかかわらず授 乳の影響が見られた。

子供の数が多い女性はBMIが高い傾向があるものの、授乳した女 性はしない女性に比べBMIが低かった。母乳は子供の肥満を減らす影 響があることも知られている。世界保健機関(WHO)によれば、世界 の成人14億人が太り過ぎで、そのうち少なくとも5億人がBMIが30以 上の肥満の状態にある。

オックスフォード大学のがん・疫学部門のディレクターで論文の共 著者のバレリー・ベラル氏は発表文で、「BMPの1%低下は小さく見 えるかもしれないが、英国全体では糖尿病や心臓病、がんなど肥満に関 連した病気で早死にする人を10年間に1万人減らせる」と書いている。

今回の研究で被験者74万人のうち88%は少なくとも1回の出産経験 があり70%は平均で7.7カ月授乳していた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE