アジア株:4営業日続落、中国貿易統計を嫌気-BHP安い

10日のアジア株式相場は4営業日続 落。中国の貿易統計が同国経済の鈍化を示唆する内容だったことが響い た。

世界最大の鉱山会社、英・オーストラリア系BHPビリトンは下 落。中国の6月の輸入の伸びがエコノミスト予想の約半分にとどまった ことを受けて下げに転じた。食品メーカーの中国雨潤食品集団は香港市 場で4.7%安。同社は会長が経営から退いたと発表した。東京市場では ニコンが安い。

一方、ギリシャで港湾施設を運営する中遠太平洋(コスコ・パシフ ィック)は香港市場で2.3%上昇。スペインの銀行支援をめぐりユーロ 圏財務相会合が最終合意に向けて前進したことが好感された。

ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)傘下のキャリバー・ア セット・マネジメントで投資責任者を務めるノーマン・チャン氏(香港 在勤)は「世界の経済指標があまり良好ではない」とした上で、「セン チメントは依然として弱い。長期的にはバリュエーション(株価評価) に妙味があると当社は考えているが、それほど積極的ではない投資家に とってボラティリティー(株価変動)が若干高い」と語った。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時9分現在、前日 比0.4%安の116.42。スペイン銀行支援の進展を手掛かりに一時は0.4% 高まで上げていた。騰落銘柄比率は下落が約5に対し上昇は3。

日経平均株価の終値は前日比39円15銭(0.4%)安の8857円73銭。

原題:Asian Stocks Fall After China Trade Data, Reversing Early Gains(抜粋)